慶應義塾幼稚舎に入学するためには

幼稚舎と横浜初等部、株式投資ネタへのアクセスとPVが多いので、ここでは特化てみようとタイトルも変えました

難聴

視覚優位と聴覚優位:岡南「天才と発達障害」講談社

ガウディを視覚優位の人と片付けると見方を誤ります。 ガウディは、自分のイメージを周りの協力者と科学的根拠をもとに具体化していきます。 奇抜なデザインも、直線からなっていたり、カテナリーの複合だったりします。 自分の作品に対しても見る人にストー…

難聴とMRI:小泉英明「脳の科学史」角川SSC新書

MRIの基本特許を日本の電機メーカーが持っていたとは知らなかった。 MRIの開発者兼脳科学者である小泉英明氏が、脳科学とMRIの歴史について書いている。 個人的には、MRIについては素人に最も分かりやすい本だと思う。 MRIで脳の可視化ができたことの進歩は…

薬怖い、よく効く薬はもろ刃の剣

中耳炎で医者に処方され、点耳していた薬をなにげなくみていたら、 「耳に入れないこと」 と朱色で書かれていた。 その薬は 塩野義製薬(もとはシェリングプラウ)の「リンデロンA液」というステロイドと抗生物質が混ざったものだ。 何でも長期間にわたって…

杉浦昭義「生命のアナ」幻冬舎

耳鼻科先生のエッセイ。 なかでも、突発性難聴や先天性難聴、補聴器、人口内耳のはなしがいくつかの例と共にかかれている。 高齢者、仕事のストレス、胎児のときのウィルス感染によるもの、原因不明のものなどの例がでている。 通常の診断でも、それなりの頻…

岡田尊司「アスペルガー症候群」幻冬舎新書

アスペルガーを自閉症と同じと考えていいたら大違いだ。 自閉症との違いも詳しく書かれており、アスペルガーとの違い(注意の共有、ごっこ遊びなど)を整理することができる。 言語能力については、アスペルガーは自閉症とは異なり、言語的な発達自体には遅…

鈴木淳一・小林武夫「耳科学-難聴に挑む」中公新書

胎児のときにサイトメガロウィルスなどに感染すると、脳内に石灰化のあとが残るだけでなく、先天性難聴になることがある。 脳内の石灰化はMRIやCTできれいに見て取れる。エコーだけだとはっきりとは見えにくい。 難聴はあとに述べるように、ABRが一…

難聴治療:日経新聞2009年11月27日夕刊

日経新聞の夕刊から。 難聴者として身体障害者として認定されるのが国内に40万人。 原因は先天性や騒音などで耳を傷めるケースもあるが、原因不明の難聴が半分以上占める。 本記事では、人工内耳の現状と内耳に薬物を投与する再生医療をとりあげている。 人…

野田雅子「乳幼児のことば」大日本図書

乳幼児のことば―その発達と障害の指導 (現代心理学ブックス 61) は具体的な15例のこどものことばの発達と障害について書かれており、私が知っている中でも珍しい本。 結論から言うと、こどものことばの成長は100人いれば100通りあるような状況で、たとえば「…