慶應義塾幼稚舎に入学するためには

幼稚舎と横浜初等部、株式投資ネタへのアクセスとPVが多いので、ここでは特化てみようとタイトルも変えました

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

視覚優位と聴覚優位:岡南「天才と発達障害」講談社

ガウディを視覚優位の人と片付けると見方を誤ります。 ガウディは、自分のイメージを周りの協力者と科学的根拠をもとに具体化していきます。 奇抜なデザインも、直線からなっていたり、カテナリーの複合だったりします。 自分の作品に対しても見る人にストー…

新潟日報社特別取材班「原発と地震 柏崎刈羽『震度7』の警告」講談社

中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発を地元紙が追ったものだ。 本書には、原発誘致の経緯、断層の隠ぺい疑惑、田中角栄への闇献金などがでてくる。 東日本大震災被災後に「日本は原子力発電をどうするか」を議論する上で必読の書だ。 中越沖地震後、柏崎刈羽原…

正しい放射性物質自己防衛マニュアル

報道での放射性物質への対応を花粉と同じように求めているのが異和感を覚える。 報道や出版されている内容の誤りも含めて訂正していく。 はじめに、危険区域の距離の決め方について。 放射性物質がほぼ無風状態(風速1メートル毎秒)で飛ぶ距離と放射線量で…

東日本大震災後のグランドデザインと今後起こり得ること(分散電源編)

震災で福島の原子力発電所が使えなくなり、電源を分散化させる議論が出てきた。 果たしてこれは正しい方向性か? 実は、分散電源化は歴史の流れに逆行することになる。 分散電源化は、これまでの日本が工業化し経済成長してきた歴史を否定することになる。 分…

難聴とMRI:小泉英明「脳の科学史」角川SSC新書

MRIの基本特許を日本の電機メーカーが持っていたとは知らなかった。 MRIの開発者兼脳科学者である小泉英明氏が、脳科学とMRIの歴史について書いている。 個人的には、MRIについては素人に最も分かりやすい本だと思う。 MRIで脳の可視化ができたことの進歩は…

東日本大震災後のグランドデザインと今後起こり得ること(クラウドサービス編)

今回の震災のもっとも悲惨だったのは津波による被害だ。 地震による直接の被害よりも、津波による被害の方が大きい。 原子力発電所も地震そのものの被害は少なかった。 津波で非常用電源が破壊されたことが現在原発で起きている問題の原因だ。 津波の被害は…

東日本大震災後のグランドデザインと今後起こり得ること(金融危機編)

歴史に学ぶとはよく言うが、今回はフレームワークで将来を予測してみよう。 「金融恐慌には、震災がつきもの」 それほど遠くない歴史から振り返ろう。 1995年1月17日、阪神淡路大震災発生。 1997年4月1日、橋本内閣は村山内閣時から内定していた消費税率アッ…

東日本大震災後のグランドデザインと今後起こり得ること(電力編)

今回の東日本大震災により、日本は幾つかの問題を突きつけられた。 発電能力としての原子力発電所のあり方 東日本の系統変電分散化の必要性 原子力発電なきあとの省エネ生活 政府は場当たり的な提案をするのではなく、東北地方を再構築する意気込みが欲しい…

国債JGBはいつ暴落するのか:小黒一正「2020年、日本が破綻する日」日経プレミアシリーズ

最近は国債が暴落するかどうかの記事が多い。 商業的にも売れる≒読者が興味がある、そうなる可能性を意識している という関係が成り立っているのだろう。 だとすれば、市場ですでに価格に織り込まれてもよさそうなのにそうなっていない。 ここが不思議な点だ…