経済学
「一般理論」は学生時代から挑戦していてこれで3度目。 途中で何度も挫折。 今回、山形浩生が翻訳しているということで、試しに購入。 山形浩生を知ったのは学生時代。 クルーグマンの翻訳を自由が丘の書店で手にとって衝撃を受けたのを今でも覚えている。 …
最近は国債が暴落するかどうかの記事が多い。 商業的にも売れる≒読者が興味がある、そうなる可能性を意識している という関係が成り立っているのだろう。 だとすれば、市場ですでに価格に織り込まれてもよさそうなのにそうなっていない。 ここが不思議な点だ…
今回の震災でさすがに超円安になるとばかり思ってましたよ。 日本は震災後の復興に時間がかかって、世界の経済成長に取り残される。 したがって、日本売りというばかりに。 ところが、想定外の円高。 日経新聞なんかは、以下のようなロジックで説明していま…
ナビゲート!日本経済 (ちくま新書) 脇田氏は、 「企業が黒字主体であること」 を構造的な問題ととらえている。 企業のキャッシュフローが黒字で、借金を返して無借金化を目指していることが、法人への国内の銀行貸し出しが伸びず、資金需要がない結果として…
この本をちょっと長いが、一文で言うと、 「2002年から2006年にかけて日本の景気が良くなったように見えたのは、日本経済の実力(ファンダメンタルズ)が本質的に改善したとかではなくて、たまたまだったんだよ」というのをドル円の実質実行為替レートを使っ…
日本の大学は経済学をそれを生み出してきた背景や歴史を語ることなく、さらっと説明しようとするから、結果として経済を理解できない環境を生み出している。 私もその犠牲者の一人だが、小室氏の「経済学をめぐる巨匠たち」を読むことで、これまでうわっつら…
マンキュー経済学〈2〉マクロ編 は"Principles of Economics"の第2版の日本語訳でマクロ経済にフォーカスした編集になっている。マンキューはハーバード大学の教授で、前大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長。 結論からすると、マクロ経済学を勉強するのに…