慶應義塾幼稚舎に入学するためには

幼稚舎と横浜初等部、株式投資ネタへのアクセスとPVが多いので、ここでは特化てみようとタイトルも変えました

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人の年間平均読書量

年間読書の冊数、気になったので、検索。 http://research.goo.ne.jp/database/data/000618/ によると、小学生10冊、中学生3冊弱、高校生2冊弱。 個人的にも、これらのオーダーは納得感がある。 今でさえ、1日に何冊も読めるようになったが、中学、高校では…

星野リゾートという解:中沢康彦「星野リゾートの事件簿」日経BP

日本では政府、役所で成長戦略をまあいろいろ議論しているだろうが、どれも発想としては新規の設備投資をうむような、まあハード寄りと言っては言い過ぎかもしれないが、机の上で考え付くものと言えばその程度だろう。 そこは、想像力のない人にいくら知恵を…

長谷川幸洋「日本国の正体」講談社

中日新聞論説委員の転向本。 官僚、役所に自分は使われていた、ポチだったというカミングアウト本。 記者クラブの弊害なども書かれていて、フリーランスの人にでも解放すべきとの意見。 まあ、確かに同じ情報を発信するのに、大手のマスコミだとか、フリーだ…

高嶋哲夫「イントゥルーダー」文春文庫

小説そのものは★X1.5個という感じだが、やはり原発の産業構造を書いてある部分に興味がある。 高嶋哲夫氏の経歴が、慶應理工修士、原子力研究所研究員・・・、となっている。 原子力には、基本的には相当程度詳しいのだろう。 登場人物、場所などはもちろん…

教育と仕事・キャリアのミスマッチ

日本の教育は、良い意味でも悪い意味でも平均を目指す。 どんなに優秀な子でも、学校が準備したカリキュラムを逸脱するのは難しい。 中高一貫の私立校ならば、受験に備えて、一年先に履修を終えることは珍しくないが、その程度である。 いわゆる、文系では高…

ものづくり日本のDNA:水谷千秋「謎の渡来人秦氏」文藝春秋

トヨタをはじめ、日本のものづくりの強さがリーマンショック前まではもてはやされていたが、むしろものづくりに自信のあった会社が大赤字にみまわれ、すっかり過去のものづくり信仰をもてはやす向きもない。 ここでは、最近起きた短い期間の話をするのではな…

ミステリーとは

ミステリーの定義は何だろうか? 話の中で、謎を展開、解決していく話が、ミステリーだと思うのだが、いかがだろうか? 私が最高のミステリーと思うのは、小説ではなく、実は漫画だ。 浦沢直樹画、勝鹿北星作(いろいろな説があるが)「マスターキートン」だ…

山本兼一「いっしん虎徹」文春文庫

綿密な取材のうえでの、小説は美しい。 小説はドキュメンタリーとは違うといっても、ドキュメンタリーが過去のことを振り返るのであれば想像を全く使わないということはありえない。事実と思われることと他の事実と思われることの接続には創造が必要だからで…

NHK、坂の上の雲

伊予松山藩が舞台のNHKドラマ「坂の上の雲」。 あの時代に秋山兄弟と正岡子規が同じ場所に居合わせたということ自体が面白く、ドラマ自体には非常に興味があるが、なぜ3年もかけて製作するのか? なぜ大河ドラマではだめなのか? 一話1億円の製作費という…

菊池聡「超常現象をなぜ信じるのか」講談社

本書「超常現象をなぜ信じるのか」のサブタイトルにある「思い込みを生む『体験』のあやうさ」 は非常にポイントをえたタイトルだ。 結局、「百聞は一見にしかず」とかはいうけれども、その「一見」を見える側が、「見せたい、そう思われたい」側面ばかりを…

竹岡広信「竹岡式やり直し英語」朝日新聞出版社

これを読むと、英文解釈≒英作文ということが分かる。 つまりは、自分で書けない英文は理解がしにくいし、自分が理解できない英文は正しく書けないということである。 本書では、文法項目ごとに章立てしてあるが、文法書でもないし、英作文だけの参考書でもな…

鈴木淳一・小林武夫「耳科学-難聴に挑む」中公新書

胎児のときにサイトメガロウィルスなどに感染すると、脳内に石灰化のあとが残るだけでなく、先天性難聴になることがある。 脳内の石灰化はMRIやCTできれいに見て取れる。エコーだけだとはっきりとは見えにくい。 難聴はあとに述べるように、ABRが一…