慶應義塾幼稚舎に入学するためには

幼稚舎と横浜初等部、株式投資ネタへのアクセスとPVが多いので、ここでは特化てみようとタイトルも変えました

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋克彦「火城」角川文庫

普段は小説読まないんですが、高橋克彦氏の火城 (角川文庫) はびっくり。 もともとは東芝(東京芝浦電気)の創業者田中儀右衛門を知りたくて手に取ったのですが、話が広がる広がる。 舞台は幕末の佐賀藩。佐野常民(栄寿、日本赤十字社の創設者)が主人公な…

齋藤真嗣「体温を上げると健康になる」サンマーク出版

体温を上げると健康になる は、帯にすでに「25万部突破!」なんて書いてあるので、私が今更紹介してもみんな知っている本だと思いますが、読んでる本人としてはなるほどということばかり、つまりこっちは何となくかってに自分でそう思っていたことを、論理…

多読について

情報を分析するにはインプットが必要です。 ところが、そのインプットの量と質に制限があれば、インテリジェンスを使って分析する際も制限が出てくることになります。 もちろん、インプットの量と質を制限なくというのは無理なんですが、決められた時間にど…

N・グレゴリー・マンキュー「マンキュー経済学Ⅱマクロ編」東洋経済

マンキュー経済学〈2〉マクロ編 は"Principles of Economics"の第2版の日本語訳でマクロ経済にフォーカスした編集になっている。マンキューはハーバード大学の教授で、前大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長。 結論からすると、マクロ経済学を勉強するのに…

野田雅子「乳幼児のことば」大日本図書

乳幼児のことば―その発達と障害の指導 (現代心理学ブックス 61) は具体的な15例のこどものことばの発達と障害について書かれており、私が知っている中でも珍しい本。 結論から言うと、こどものことばの成長は100人いれば100通りあるような状況で、たとえば「…

松尾義之「日本の数字」白日社

日本の数字―データが語るこの国のゆたかさ はあらゆるマクロデータをもとに、世の中どうなているのかを見てみましょうという本です。 こういう本そのものがバカ売れすることはないでしょうが、実は調査や取材先などでふとイメージを持つ時やざっくり計算しな…

ドラえもん人物日本の歴史「空海」小学館

空海―平安時代前期 (小学館版学習まんが―ドラえもん人物日本の歴史)は空海を理解する上で読みやすくかつポイントを押さえているので、マンガなのにすごいなあと感心した一冊です。 個人的に空海は日本で最もインテリジェンスをもった人物だと考えています。…

吉村昭「戦艦武蔵」新潮文庫

戦艦武蔵 (新潮文庫) は武蔵の建造のプロセスを、設計図の紛失という事件などを織り交ぜながら、つづられた記録文学?だそうです。定義がよくわかりませんが、ノンフィクションということでしょうか。 筆者は実際に当事者を含めてかなり取材をしてるので、細…

横峯吉文「天才は10歳までに作られる」ゴルフダイジェスト社

天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く! は横峯さくらのおじさんで保育園の理事長の教育指針の本です。 先日民放のおそらく再放送をみましたが、第一印象は「すごいな」のひとこと。 園児がそれもほとんどみんながも…

早坂茂三「権力の司祭者たち」集英社文庫

権力の司祭たち (集英社文庫) は田中角栄失脚後、金丸信、竹下登らの創成会旗揚げの経緯などを記したノンフィクション。中曽根、竹下、海部内閣の背景を詳しく書いてあり、当時の政治事情を理解するのには必読の本。 なかでも一番うなったのが、本編ではなく…

木村宗慎監修「茶の湯デザイン」阪急コミュニケーションズ

ペンブックス 茶の湯デザイン (Pen BOOKS 5) は茶道の歴史、道具、それらの背景などを茶道好きの青年?(30歳超えて青年はないか)がまとめた本です。まあ、昔からジジくさく、中学生から万年筆を持っていたり、高校生で部屋に掛け軸と花が活けてあったりと…

正高信男「天才脳は『発達障害』から生まれる」PHP新書

この天才脳は「発達障害」から生まれる (PHP新書) は、織田信長、葛飾北斎、南方熊楠、野口英世そして中内功の行動を振り返ることで、彼らの脳に発達障害があったという仮説をもとに話が進んでいく。正直、この仮説を私は否定をすることもできないし、肯定す…