慶應義塾幼稚舎に入学するためには

幼稚舎と横浜初等部、株式投資ネタへのアクセスとPVが多いので、ここでは特化てみようとタイトルも変えました

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

秘密結社の本質は情報ネットワーク:慶應三田会やフェイスブックは秘密結社か?

秘密結社(シークレット・ソサイエティ)というとおどろおどろしい。 しかし、こう理解するとスムーズだ。 「秘密結社の最大目的は情報をいかに早くかつ正確にとるか」 現代のようにインターネットなどの通信手段がない時代を想像してみよう。 今回の東日本…

吉村昭「戦艦武蔵ノート」岩波現代文庫

吉村昭氏の戦艦武蔵 (新潮文庫) は以前読んで、 頭の栄養になる珍しい小説 と感じた。 その理由が、戦艦武蔵ノート (岩波現代文庫) を読んで理解できた。 吉村昭氏の取材のレベルが半端ないのである。 この取材記録は単なる記録ではない。 これ自体が戦艦武…

震災後になぜ円高になるの?

今回の震災でさすがに超円安になるとばかり思ってましたよ。 日本は震災後の復興に時間がかかって、世界の経済成長に取り残される。 したがって、日本売りというばかりに。 ところが、想定外の円高。 日経新聞なんかは、以下のようなロジックで説明していま…

今なぜ電力が足りないのか?夏はどれだけ電力が足りなくなるのか

(3月20日、4月16日の日経などの新聞報道の内容もとにアップデートしました) 各種報道によると、現在の東京電力の供給力は3350万KW。 原発1基の出力はざっくり100万KWだから、3350万KWというのは33基分にあたる。 現在東電は計画停電の実施時期を「4月末ま…

今原子炉で起きていること:炉内冷却が進まない本当の理由(その2)

すべてフィクションです。読者のコメントにより一部追加しました。 ************************************* 菅首相と枝野官房長官はいかに大震災の復興を進めるかを議論していた。 復興プロセスを間違えれば、次の選挙…

今原子炉で起きていること:炉内冷却が進まない本当の理由(その1)

今原子炉で起きていることは何が本当なのかよく分からない。 ただ報道内容と少しばかりの想像を加えてストーリーを組み立ててやることはできる。 私のバックグラウンドは、原子力工学、化学、冶金等ではなく、いわゆる仏文だ。 ただ、私はコンサルタントとし…

今原子炉で起きていること:なぜ注水がうまくいかないか

福島の原発で報道でされる注水作業。 注水作業がうまくいかない報道が多い。 ではなぜ注水作業がうまくいかないのだろうか。 理由は2点考えられる。 注水に関係する配管の不具合 蒸気圧のすさまじさ 1については、地震の激しい揺れで配管が伸縮性を維持でき…

今原子炉で起きていること:MITのDr.Josef Oehmenのコメントを批判的に読む

MITのDr.Josef Oehmenの福島の原子力発電所のメモを読了。 詳しくは↓を参照のこと。 http://bravenewclimate.files.wordpress.com/2011/03/fukushim_explained_japanese_translation.pdf 結論として、素人から見ても教科書通りの答えで、実務家のコメントで…

今なぜ電力が足りないのか?

(各種報道をもとにアップデートしています。4月10日現在) 計画停電の影響は凄まじい。 関東のにすむ人は電車にさえまともに乗れないという情況。 これでいかに原発が私たちの暮らしを支えていたのかが実感できたはず。 ただ、この電力不足問題は新聞で報じ…

今原子炉で起きていること:水素爆発、格納容器内海水注入

福島はまったくもって目が離せない状況だ。 日本の未来がかかっている。 ここでも報道されている内容と原子力発電の一般的な知識でより理解を深めたい。 「みるも無残な原子力発電所の建屋」 NHKの映像を見て驚いた。 原子力発電所の建屋が鉄骨の骨組みだけ…

今原子炉で起きていること:なぜ放射性物質を含んだ蒸気を放出するのか

(読者のコメントを一部反映しました) 「今もっとも大事なこと」 東日本大震災を受けて原子力発電の報道が盛んにされている。 しかし、一般の人には初めてなので理解しにくいことが多いだろう。 報道されている情報と原子力発電の一般的な知識をもって理解…

人口ボーナス・オーナス:小峰隆夫・日本経済研究センター「超長期予測老いるアジア」日本経済新聞出版社

人口や高齢化の議論が華々しいが、本書はアジア各国の人口構成を追った良書。 2007年の版であるが、内容に古さがない。 新興国としてのアジア各国を考える際には必読の書である。 人口動態を直接デフレと結び付けるのは無理があると思うが、 (たとえば、デ…