慶應義塾幼稚舎に入学するためには

幼稚舎と横浜初等部、株式投資ネタへのアクセスとPVが多いので、ここでは特化てみようとタイトルも変えました

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

天才教育:岡潔「春の草」日本経済新聞社

日本を代表する数学者、岡潔の半生記である。 私自身まだ消化しきれいな要素が多いが、岡が言っているのは 情操教育の重要性である。 小学校4年生くらいまでは「心」について教えるべきもの、5、6年は「自然」について教えるべきものとしている。 歴史の教育…

桑原晃弥「スティーブ ジョブズ 名語録」PHP出版

この本を読んで、スティーブ・ジョブズが目指しているinnovationは、われわれが普段日本語訳として使っている「技術革新」は誤訳だと理解した。 イノベーションは技術革新ではない。 Websterを見ると確かに、 Introduce something new とあり、別に「技術」…

エド・キャットマル「ピクサー流マネジメント術」ランダムハウス講談社

ピクサーのマネジメント、Ed CatmullのHBRに出稿した論文の翻訳であるが、翻訳者小西未来氏のピクサーの歴史をたどった第二章も参考になる。 ピクサーの本質は「優秀な人材からいかに継続的にアイディアを引き出すか」 にかかっている。 そして、 「真の才能…

慶應幼稚舎の願書の書き方:佐高信「福沢諭吉伝説」角川学芸出版

佐高信「福沢諭吉伝説」は慶應幼稚舎や慶應に出願する場合は必読の書だ。 福澤諭吉の影響力を示す良書だ。 この本を読むと、福澤諭吉の思想の源や影響力の大きさが分かるはずだ。 その知識を持って、「福翁自伝」を読めば、幼稚舎への出願書類の思いが変わる…

池上彰「わかりやすく<伝える>技術」講談社現代新書

NHK、特にテレビ業界のキャスターがどのようにコメントを考えるのかが参考になる。 業界の特徴かもしれないが、時間としての単位は10秒から1分30秒の世界しかない。 CMも15秒単位だったりするし、テレビの業界はとかくせっかちだ。 報告のスタイルとしては、…

クライメートゲート事件:広瀬隆「二酸化炭素温暖化説の崩壊」集英社

本書では、二酸化炭素が温暖化の原因だという「仮説」は誤りだということいっている。 地球温暖化をあらゆる角度から分析している。 インテリジェンスの見本だ。 基本的には、広瀬氏も赤祖父俊一氏の正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされない…

福澤諭吉は三菱・三井の礎を作った:鍋島高明「語り継がれる名相場師たち」日本経済新聞社

福澤諭吉は意外に知られていないが、三菱と三井の礎を作った男だ。 三菱については、高島炭鉱の三菱への払い下げの際に後藤象二郎と岩崎弥太郎の間をとりもつために、政府の大隈重信を説得した話は先回書いた通り。 また、三井の中上川彦次郎も福澤諭吉の甥…

慶應幼稚舎願書の書き方:國貞文隆「慶應の人脈力」朝日新書

本書は残念ながらタイトルのような慶應ネットワーキングの本質が理解できるものでない。 むしろ、後半で慶應の歴史をおさらいできるのが付加価値が高いと言える。 慶應と三井・三菱とのつながりを歴史的に理解したい人には向いている。 さて、慶應幼稚舎につ…

植田和男他「グローバル経済に生きる-日本経済の『若返り』を-」経済財政諮問会議

植田和男他を「構造変化と日本経済」専門調査会会長とする、いわゆる続・前川レポート。 http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/special/economy/item1.pdf 残念だが、現状認識はコンセンサス以上のものはなし、ソリューションはあいまい。 日本の有識者が集…

石田雄太「イチロー・インタビューズ」文春新書

スポーツ雑誌Number(ナンバー)のイチローへの特集、インタビュー記事をまとめ直した本。 スポーツの結果をスポーツニュースの十数秒ごとのハイライトでみるのは嫌いだ。 理由は、TVのスポーツニュースは、結果だけを流す。 駆け引き、つまりは前後の文脈が…

マイケル・J・モーブッサン「まさか!?自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠」ダイヤモンド社

帯にはモーブッサンは「ウォール街で最も影響力を持つ実力者」と書いてある。 さて、なんのことやら分からないネーミングであるが、 もともと投資銀行であるクレディスイスのストラテジストだったが、今は運用会社のレッグ・メイソンのチーフ・インベストメン…

ビル・カポダイ、リン・ジャクソン「ピクサー成功の魔法」PHP研究所

ピクサーをコンサルタントが分析した本。 正直この本を読んでもピクサーの何がすごいのかは見えてこない。 しかし、伝わってくるのは、チームの想像力を最大限に引き出すために、マネジメントだけでなく、チームのメンバーもその目標のためには必要な構成要…

武石憲貴「世界怪魚釣行記」扶桑社

いやー、すごい人もいるもんで。 うらやましい。 この人本当に釣りバカです。 たまたまテレビをつけるとなんとTBSの情熱大陸にでてました。 プロデューサーも細かいところまでみてますなぁ。 武石さんの本は持っていたのですが、動画を見たのと肉声を聞いた…